3Dプリンター(16)2016年02月07日

PTCヒーター

PTCヒーターでヒーテッドベッドを作成しました。取り付けはシリコングリースとカプトンテープのみで、断熱材で落ちないように支えています。110V100Wのヒーターはちょっとワット数が大きすぎたかなと思うほど強力です。過熱直後プレート上ではかなり温度ムラがあり、しばらく放置すると温度が均一になります。グラフを参照してください。期待通りPCBヒーターよりも過熱性能が良いのですが温度が上がりすぎているようです。
グラフは実際に印刷時30分間のグラフです。ホットエンドに比べてヒートベッドの温度変化が大きいことがわかります。AC100VのON/OFF制御はホットエンドと同様に行われているのですが、OFF状態になっても温度上昇がすぐには止まりません。温度センサーはPTCヒーターの横のアルミ板に貼り付けています。グラフでは現れていませんがベッド中央と周辺では温度に差があります。もっと面積のあるヒーターのほうが良いと思うのですが手頃な商品が見つかりませんでした。110V70WのPTCヒーターが販売されているのですが更に小さくなってしまいます。100mm角くらいで150℃程度の商品がないものですかね。skeleton3Dは最大印刷範囲が100mmX100mmですからこの程度でもよしとすることにしました。
ABSフィラメントで印刷テストを行いました。AC100Vを使用したヒートベッドは期待通り100℃まで短時間で加熱でき、印刷中も安定でした。温度変化が5℃ほどありますがさほど問題では無いようです。

コメント

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://azss.asablo.jp/blog/2016/02/07/8010484/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。