3Dプリンター(15)2016年02月01日

skeleton3D

11月20日頃から注文していたパーツ類がやっと揃い、調整はあるものの完成させることができました。ACアダプターとフィラメント以外はすべてskeleton3Dフレーム内に収まっています。小型ですが使っているパーツは先に作っているPrusa i3と何ら変わりませんので重量は5.5Kgと結構あります。(モーターが1個少ないけど)
当初予定のホットエンドはE3D J-HEADを予定していたのですが、PEEK J-HEADのほうが小型なので変更しました。ホットエンド取り付け位置を25mm下げないとプレートに届きませんのでホットエンドサポートは再作成をしています。PEEK素材でも長時間加熱すると溶けてしまいますので25mm角のファンを取り付けました。その他にリニアロッドのストッパー、スイッチボックス、AC100V回路を入れるBOX等のパーツを作りました。ヒートベッドのPTCヒーターはちょっとワット数が大きすぎたかなと思うほど強力です。短時間で指定温度まであがりますが、過熱直後プレート上ではかなり温度ムラがありしばらく放置してやっとプレートの温度が均一になります。PLAなどは問題無いでしょうがABSは事前にベッドを過熱して温度が均一になってから印刷するほうが良さそうです。

試運転をはじめました。Prusa i3に比較して動作音はすごく静かです。モーターの送り量やホームポジション、Zプローブの位置などを調整しています。近接センサーの感知距離が2mmなのでホットエンドのギャップ調整は結構シビアです。
PLAフィラメントでのテストが良好なのでABSフィラメントに変えてテストしました。ヒートベッドは100℃まで短時間で過熱します。印刷時も安定していました。小さな印刷物ですがそりもなく印刷できました。

3Dプリンター(16)2016年02月07日

PTCヒーター

PTCヒーターでヒーテッドベッドを作成しました。取り付けはシリコングリースとカプトンテープのみで、断熱材で落ちないように支えています。110V100Wのヒーターはちょっとワット数が大きすぎたかなと思うほど強力です。過熱直後プレート上ではかなり温度ムラがあり、しばらく放置すると温度が均一になります。グラフを参照してください。期待通りPCBヒーターよりも過熱性能が良いのですが温度が上がりすぎているようです。
グラフは実際に印刷時30分間のグラフです。ホットエンドに比べてヒートベッドの温度変化が大きいことがわかります。AC100VのON/OFF制御はホットエンドと同様に行われているのですが、OFF状態になっても温度上昇がすぐには止まりません。温度センサーはPTCヒーターの横のアルミ板に貼り付けています。グラフでは現れていませんがベッド中央と周辺では温度に差があります。もっと面積のあるヒーターのほうが良いと思うのですが手頃な商品が見つかりませんでした。110V70WのPTCヒーターが販売されているのですが更に小さくなってしまいます。100mm角くらいで150℃程度の商品がないものですかね。skeleton3Dは最大印刷範囲が100mmX100mmですからこの程度でもよしとすることにしました。
ABSフィラメントで印刷テストを行いました。AC100Vを使用したヒートベッドは期待通り100℃まで短時間で加熱でき、印刷中も安定でした。温度変化が5℃ほどありますがさほど問題では無いようです。

WiFiモジュール(2)2016年02月13日

ESP8266改造

正月にいじっていたESP8266というWiFiモジュールの改造に成功です。改造と言ってもGPIOを2本引き出しただけです。オリジナルのESP-01は利用できるGPIOが2本しか出ていません。その他にはPCと通信するためのシリアル送受信ピンです。OneWire温度センサーにGPIOを使用しているので他に何もつけることができませんでした。今回はESP8266 ICの9、10ピンから直接配線をそれぞれ引き出し、GPIO14とGPIO12が使用できるようになりました。とは言え0.1mmピッチのICの足に直接リード線をはんだづけするわけです。引き出したGPIOはI2Cインターフェースとして使用します。
LCD-Blue-I2Cで紹介されているライブラリーを使用してI2C接続のLCD(PCF8574Tを使用)にIPアドレスとクラウドにアップした最新の温度を表示するようにしました。PCF8574Tと秋月の小型キャラクターLCDの組み合わせで動作させるためのコードは、

#include <Wire.h>
#include <LiquidCrystal_I2C.h>
#define BACKLIGHT_PIN     3
LiquidCrystal_I2C lcd(0x27, 2, 1, 0, 4, 5, 6,
       7, BACKLIGHT_PIN, POSITIVE);  
setup()の最初にI2C使用のピン番号を指定します。
Wire.begin(14, 12);
lcd.begin(16,2);      // initialize the lcd 
   ....
lcd.home ();          // go home
lcd.print("Hello,  ESP-01 ");  
をそれぞれ追加・修正しました。後は普通にLCDにデータを書き込みます。

Robot(1)2016年02月17日

ロボットアーム

3Dプリンターでオートベッドレベリングに使用する予定だったマイクロサーボがMarlin Farmwereの設定ができず、結局使用されていませんでした。何かに利用できないかと探していたら3Dプリントしたパーツとマイクロサーボでロボットアームを作成するというのを見つけました。
3Dプリントしたパーツの他にマイクロサーボ5個、コントロールボードで作成できます。コントロールボードにはもちろんArduinoを使用します。ちょっと工夫が必要ですがWiFiモジュールを使用してWEBアプリにすればスマホからアームを操作するなんてできそうです。PCA9685を使用したこのボードを使用すれば16個までのマイクロサーボがI2C経由で制御できます。
リンクはe-Bayですが国内ではaitendoやスイッチサイエンスで同じモジュールの取り扱いがあります。このボードを使用してGPIOの数が限られているWiFiモジュールでもたくさんのマイクロサーボを制御できます。
ここまでお膳立てが揃っていればと早速製作しました。いまは基本機能のテストプログラムをArduino互換ボードで走らせていろいろとテストしています。

10.1インチWindowsタブレット2016年02月20日

Windows10 PC

26000円(端数はポイントで)でWindows10 PCが買える。え~~~
ビックカメラで扱っている「インテル、はいってるタブレット(Si03BF)」がそうです。スペックを見て思わずクリックしてしまいました。そのスペックは、
キーボード付きWindows10タブレットPC
10.1インチIPSディスプレイ(1,920×1,200ドット)
4コアプロセッサのAtom x5-Z8300(1.44GHz)
Windows 10 Home 32bit
搭載メモリはDDR3L 2GB、ストレージ容量は64GB
SDHCメモリーカード、11ac対応WiFi、USB3.0
前後200Mピクセルカメラ

Office 365付きなら29800円だそうですがいりません。キーボード込みで1Kg未満です。本体のみならちょっと重めのタブレットです。Android端末のような位置センサー類がついていませんが、5G・2.4G両対応のWiFiとUSB3.0、HDMI端子がついています。主要なスペックは昨年購入したAndroidタブレットとほぼ同じです。メーカーが出しているハイスペックノートPCよりはスペックが落ちますがサブPCですからたくさん投資できません。
現物が早速送られてきたので使ってみました。さすがにAtomプロセッサーではもたつくこともありますが、いらつくほどではありません。3DCADを実行するわけではないし、Youtubeなら十分かなと思っています。ネットは5G帯が使用できるので快適です。