3Dプリンター(8)2015年11月19日

3Dプリント・サーバー

ArduinoやRaspberry Piをいじってきましたが、3Dプリンターでそれらを全て使用することになりました。なんか嬉しくなります。

以前なら購入していたRaspberry Pi B+のケースを作りました。オープンなデザインがいっぱいあります。ケースの肉厚が薄いので印刷時の設定で100% infillで印刷しなければいけなかったのですが70% infillで印刷してしまいました。ちょっとスカスカして弱い感じがします。今度時間のあるときにでも印刷し直そうかと考えています。

ベースOSにRaspbianをインストールし、octoprintをインストールして3Dプリンターのプリントサーバーに仕上げました。

Raspberry Piのネットワークは無線LANで設定したので電源さえあればどこでも動作できるので機動性が増しました。消費電流は0.5A程度ですからモバイルバッテリーでも動作できるのですが印刷時間を考えるとバッテリーが持つかどうか難しいところです。なによりoctoprintはタブレットでも操作できるのでなかなか重宝しています。操作できる機能はもprintrunより優れていると感じています。(個人の感想です)

3Dプリンター用に300WATX電源を使用していますが、PC用の電源からはいろいろな電圧が出力されています。もちろんRaspberry Piが使用する5Vも出力されています。赤色の線は5Vですが、ATX電源の電源スイッチを切ると出力されません。3Dプリンターの電源スイッチを切るとRaspberry Piも電源が切れてしまいます。これではちょっと不便です。しかし、ATX電源には5VSB(スタンバイ)という出力があり、電源スイッチの状態に関係なく常に5V 2Aが出力されています。これを利用すればRaspberry Pi用の電源を別に用意する必要がなくなり、不用意に電源を切ってしまうこともありません。マザーボードに接続する20ピンまたは24ピンのATXコネクター配線の中に紫色の線を探してください。この線と黒色の線(グランド)間には電源スイッチに関係なく常に5Vが出力されています。そこにUSB A-typeコネクターを取り付け、適当な大きさのケースを作成すればRaspberry Piが利用できるUSB電源が完成です。Raspberry Piを接続する前にテスターで電圧、極性をチェックしてください。過電圧や逆極性で接続するとRaspberry Piを壊しますので注意してください。

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